
2026年8月16日、オーストラリアのバーク内相(Tony Burke内務相)は、外国の若者に就労を含め最長3年間の滞在を認める「ワーキングホリデー(ワーホリ)」ビザについて、発給を抑制する方針に入ったことを明らかにしました。
「そろそろワーホリに行きたいな」と考えていた人にとっては気になるニュースですよね。
今回は、このニュースの背景と現状、そして今後どうなりそうか、オーストラリアに代わる新しいチャンスについて整理してみたいと思います。
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オーストラリアワーホリに何が起きたのか

オーストラリア政府は、移民受け入れの大幅な制限を掲げる極右政党の台頭を受けて、移民政策全体を抜本的に見直す方向に動いています。ワーキングホリデービザの抑制は、その見直しの一環です。労働党政権としては、支持基盤を意識しつつ、移民政策への不満の高まりに対応せざるを得ない状況になってきているようです。
日本人の利用者も多いこのビザですが、今後は門戸が狭まる可能性が高いと見られています。
そもそもオーストラリアのワーホリ制度とは

現行制度をおさらいすると、対象年齢は原則18歳から30歳。ビザは1年間有効で、条件を満たせば最長2回まで更新でき、合計で最大3年間の滞在・就労が可能です(更新には、指定地域での88日間以上のフルタイム労働などの条件があります)。
現在、日本を含む欧米など19の国・地域からの受け入れについては人数制限が設けられていません。今回の見直しでは、この「無制限」の状態に上限が設けられる可能性が出てきています。
なぜここまで人気が高まったのか

オーストラリアのワーホリがこれほど注目を集めてきた背景には、いくつかの要因があります。
- 賃金の高さ:オーストラリアの最低時給は日本円換算で約3,000円と、日本と比べてかなり高水準です。短期間で資金を貯めながら海外生活を経験できる点は、大きな魅力になっています。
- 滞在者数の増加:豪メディアの報道によれば、2026年6月末時点での滞在者数は過去最多の約22万6,000人に達しているとのことです。
- 申請料の引き上げ:実は2026年7月にはすでに申請料が25%引き上げられ、840豪ドル(約9万5,000円)となったばかりでした。今回の発給抑制の動きは、それに続く追加の規制強化ということになります。
つまり、「人気が高まりすぎたことへの反動」と「移民政策全体への政治的圧力」が同時に起きている、というのが今の状況です。
人気の高まりと言えば、2024年はワーホリ目的の日本人がオーストラリアへ殺到。
現地で仕事が見つからず「日本人がホームレスの炊き出しに並んでいる」というショッキングなニュースが記憶に新しいですよね。
このような現状はオーストラリアの移民政策の変化の予兆となる出来事であることは間違いありません。
ワーキングホリデー、今後どうなりそうか

現時点(2026年8月17日)では、具体的な上限人数や制度変更の詳細はまだ発表されていません。ただし、以下のような流れが予想されます。
- 国・地域ごとの受け入れ人数に上限が設けられる可能性:これまで無制限だった枠に、何らかの数値制限がかかる方向で検討が進むと見られます。
- 申請条件がさらに厳格化する可能性:年齢要件や労働条件など、既存のルールがより厳しくなることも考えられます。
- 段階的な導入:過去の他国の制度改定(例えば日本の相互協定の見直しなども段階的に行われてきました)を踏まえると、いきなり全面的な制限がかかるというより、段階を踏んで発表・施行される可能性が高そうです。
移民政策は政治的な駆け引きの影響を強く受けるテーマなので、今後の発表内容次第で状況は変わってきます。このあたりは引き続き注視していきたいところです。
これから渡航を考えている人へアドバイス

もし「オーストラリアワーホリを考えている」という方がいたら、今のうちに情報収集と準備を進めておくのがおすすめです。制度変更が実際に施行される前に申請できれば、現行条件の恩恵を受けられる可能性があります。
- 在オーストラリア日本国大使館や外務省の公式情報を定期的にチェックする
- ビザ代行エージェントなど専門家から最新情報を得る
- 渡航時期に余裕がある場合は、他の選択肢(イギリス、カナダ、ニュージーランド、韓国、台湾など、日本と相互協定を結んでいる国々)も並行して検討する
「働きながら学ぶ」「英語力を伸ばしながら海外生活を経験する」という目的であれば、イギリスワーホリという選択肢があります。フィリピン留学で費用を抑えつつ集中的に英語力を伸ばし、そこから第三国でのワーホリにつなげる、という組み合わせが現在ではスタンダードになっています。
情報感度の良い人はすでに渡航先の見直しも

実はこの動きと対照的に、イギリスはここ数年、日本人向けのワーホリ枠をむしろ拡大してきています。情報感度の高い人たちの間では、すでに「オーストラリア一択」から「イギリスも選択肢に入れる」という流れが生まれつつあります。
イギリスワーホリと言えば...敷居が高いという印象が根強いかもしれませんね。
私自身、大学時代の友人がイギリスワーホリ(YMS)抽選に落とされて渡航先をカナダに変えたときのことをよく覚えています。
さて、そんなイギリスワーホリ(正式名称:YMS=Youth Mobility Scheme)の基本条件を整理してみます。
イギリスワーホリ(YMS)とは

イギリスのワーホリは正式には「Youth Mobility Scheme(ユース・モビリティ・スキーム)」という制度で、厳密には観光目的の「ホリデー」ビザではなく、正規の就労ビザという位置づけです。とはいえ、就労も学校に通うことも旅行も自由にできる、実質的なワーホリとして日本人の間でも人気が高まっています。
オーストラリアやニュージーランドのワーホリと違い、指定地域での就労義務のような縛りがないのも大きな特徴です。
ただ、オーストラリアワーホリ人気の陰に隠れていたので、イギリスのYMSについて広く知られていないということも事実です。
イギリスワーキングホリデー(YMS)基本条件

- 対象年齢:18歳~30歳
- 滞在期間:2年間(オーストラリア・カナダ・ニュージーランド国籍者は延長対象になる場合がありますが、日本国籍者は現時点で延長制度の対象外です)
- 就労:フルタイム・パートタイム問わず自由に就労可能
- 就学:滞在期間中、学校に通う日数の制限なし。語学学校に長期間通いながら働くことも可能
- 申請方式:以前は抽選制でしたが、2024年1月31日以降は抽選が廃止され、先着順でいつでも申請可能に
- 日本人向け年間枠:以前の1,500人から4倍の6,000人に増枠(2024年〜継続)
- 費用目安:ビザ申請料298ポンド+NHS(医療費)保険料2年分2,070ポンド(年1,035ポンド)※2026年4月時点の情報、変更の可能性あり
なぜ今、イギリスが「狙い目」なのか

- 枠が拡大傾向にある:オーストラリアが抑制に動く一方、イギリスは日本人枠を4倍に増やし、抽選もなくなり申請しやすくなっています。
- 滞在期間が長い:2年間という期間は、オーストラリア(更新条件付きで最大3年ですが1年ごとに労働条件あり)やニュージーランド(1年3ヶ月)と比べても、条件なしで長期滞在できる点で魅力的です。
- 学びながら働ける自由度の高さ:地域や職種の制限がなく、ロンドンなど都市部でも自由に就労・就学できます。
- ヨーロッパへのアクセス:滞在中に近隣ヨーロッパ諸国への旅行がしやすいのも大きな魅力です。
こんな人におすすめ

- オーストラリアワーホリの先行き不透明感から、他の選択肢も検討し始めている人
- 「せっかくならヨーロッパも周りたい」という人
- 抽選に左右されず、確実に申請を進めたい人
- 語学力アップと就労経験の両方をじっくり2年かけて積みたい人
近年、円安の影響で海外渡航の距離が開いていると感じますよね。
円安・インフレ・原油高・戦争などが理由で国内に留まってしまっている人が多い傾向にあります。
だからこそ、海外からの視点で日本を見てください。
円の価値が下がり、ポンドの価値が割高なため旅行では出費がかさみます。
一方、イギリスでお仕事をすれば給料はポンド。
当然、日本円に換算すると今までにないほど大きな報酬を受け取ることができます。
そのため、ワーキングホリデーを活用してイギリス生活・ヨーロッパ旅行を楽しむチャンスと捉えることができます。
サンフレンズUK留学センターにご相談ください

イギリスワーホリ(YMS)は、申請自体は先着順とはいえ、ビザ手続き・渡航準備・現地での住居や仕事探しなど、事前に整理しておくべきことがたくさんあります。特に日本人にとっては延長制度がない分、「2年間をどう設計するか」が満足度を大きく左右します。
- 自分の目的に合った渡航時期の計画
- 語学学校選びと就学プランの設計
- 現地生活・就労に関する最新情報の共有
など、サンフレンズUK留学センターでは、イギリスワーホリに関するご相談を無料で承っています。オーストラリアの状況が変わりつつある今だからこそ、他の選択肢も含めて一緒に考えてみませんか。気になる方はこちらまでお気軽にお問い合わせください。















