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今回、スペイン在住の日本人男性の「波動」のセミナーがあるから来てほしいと友達に言われ市内のカンファレンスホールへ行きました。
そもそも「波動」って何かわかりませんでしたが、相手に触れずに倒したり合気道みたいなものかなと思って「参加します!」と即答しました。

スペイン在住の方がこの街に来て2時間のセミナーをする企画で参加費は2,000円でした。
会場は30名程の中会議室、そのうち参加者は15名程だったと思います。
集まった参加者はほぼ全員、僕を誘った男性が呼んだ人々でした。
開始が遅れること12分程、講師はさわやかな45歳の男性で、名前は伏せますが経歴は以下の通りでした。

  • 日本に4社、スペインで1社会社を経営(企業名不明)
  • 著書は6冊、1週間以内に1冊を書き上げている(著書不明)
  • 天皇家に仕える隠者から波動を教わった(隠者の情報不明)
  • 1000人が参加する「波動」のコミュニティの代表(特定済み)

さて、始まったセミナー。
合気道のようなものでは一切なく、資料もスライドも無いかたちでスタート。
ここからは、セミナーの内容をかいつまんだ話になります。
若干、認識が違ったり話の順番が異なるかもしれませんが、見聞きした内容をレポートします。
※これは筆者がセミナーを受けた体験記録であり、筆者の思想・意見では全くありません

風の時代が2000年頃から始まった

時代は200年ごとに変わっており、今は風の時代と呼ばれる。
ひとつ前は土の時代、土と対比し風は目に見えず流動的なのでそう呼ばれるらしい。
土の時代は目に見えるものに価値があり、不動産など動かないものが重宝された。
さらに遡ると、土の時代の前は水の時代と呼ばれ、その前は火の時代と呼ばれるらしい。
時代は火の時代→水の時代→土の時代→風の時代と循環している。
それを遡るとビッグバンに行きつく。

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波動とは

物質を構成する最小単位は素粒子で、全てのものは素粒子で作られている。
ビッグバンによって素粒子は一方向に飛んでいくため、宇宙は拡張している。
そして素粒子は13種類ありそれぞれ周波数が異なる。
(調べてみると200種類以上らしい)

素粒子は周波数が異なるが振動しているため、空気に揺らぎを作る。
長い波長の素粒子もあれば、短い波長の素粒子もある。
それが「波動」だそうだ。

そして、ポケットベルが使われ始めた30年前くらいから風の時代がはじまった。
すると、「波動」が変わるので土の時代の価値観では仕事も上手くいかないらしい。

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可視光線は電磁波全体の5%

土の時代では「目に見える」ものが信じられてきた。
そして目に見える物のことを「現実」と人は呼ぶ。
しかし、様々な電磁波がある中で可視光線は全体の5%しかない。
つまり、身の回りのことをやりくりする際に5%の目に見えるものを操作しているに過ぎない。
しかし、「波動」がわかる人は95%を操れるので何でも上手くいく。

天皇家は気象コントロールができる

天皇家や財閥では「波動」が重んじられている。
天皇の役割とは「日本を知ること」で、それぞれの素質に基づいて公務をはたしている。
天皇家は皇族のプライベートジェットで空を飛ぶとき、雨がやむ。
つまり気象をコントロールできるということ。やろうと思えばですよ。
(筆者はスマホで情報を調べながら受講)

これを調べて「そんなこと言っちゃっていいの?」という人は目に見える物しか信じられない「土の時代」の価値観です。
素粒子や量子力学で科学的に証明されているのに疑うんですか?

日本にはもともと「武士道」や「華道」といった道がありました。
しかし敗戦によってGHQに100年封印される契約となりました。
欧米人は身振り手振りをして伝えますが、日本人は「口数が少ない」と言われますよね。
日本人は多くを話さなくてもわかる能力がもともとあったんです。
「ストレートに言わなきゃわかんない」と欧米では言われますが、日本人はわかるんです。

価値観とは

価値観とはなんでしょうか。
価値観とは「価値を払いたいもの」のことです。
土の時代では、男ならベンツに乗って、ポルシェに乗るのが夢でした。
でも、今はそういう人はあまりいませんよね。
今は経験とか目に見えないものにお金を払う時代です。
だから、「波動」が大事なんです。

物を買うときに知識や信頼がある人とそうでない人、どちらから買いますか?
医者に見てもらうときに、どうやって病院を選びますか?
資格が無いのに手術をするのはブラックジャックです。
信頼できるかどうかで選びますよね。
(その通りだと思う、正しい知識は信頼の構成要素)

風の時代の信頼

私は素粒子とか量子力学の専門家ではありません。
5つの会社の経営者として天皇家の隠者の先生から聞いた話を皆さんに役立てていただくために、皆さんの生活をよりよくしていただくために話しています。
(前列の男性が強くうなずく)

土の時代では知識や経験、実績があってその上に信頼がありました。
それらは積み上げ式で、一番上に信頼が乗っかっていました。
「実績はあるのか」と言って偉そうにしている人いましたよね。
でも、今はその積み上げたものをベシャっと上から潰したのが信頼です。
知識、経験、信頼を高く積まれていったものを潰したときの範囲が信頼です。
だから、経験があるのに信頼がない人が今は出てきています。
(その通りだと思う)

私はスペインのマドリードに住んでいます。
マドリードにはレアル・マドリードという強いサッカーチームがあります。
その関係者と知り合う機会があったのですが、「波動」について聞いてみました。

「波動」という表現ではないけど、それに近い考え方があると言っていました。
そしてレアル・マドリードではその考え方を唯一取り入れているそうです。
レアル・マドリードそのものが強いと思っていましたが、違ったんですね。

ここで記憶が無くなる

ここまでが、セミナーの前半部分ですが後半の記憶がありません笑
聴衆の無知に漬けこんで何かを売る詐欺ではありませんが、科学の話をするのならば科学的根拠と1つでも良いのでエビデンスがほしいところですね。
一方、根拠となる人物、研究や論文、講師の著書や会社名などの情報はゼロでした。
科学の話ではない神秘主義的な話をしたいのならば反証可能性は必要ないので、エビデンスは不要です。好きなことを言ってOKです!
そして講師のフルネームさえ紹介がなく、全てが空中に浮いた状況でしたので質疑応答でフルネームは抑えることができました。

科学と非化学、反証可能性と絶対性について9年前に書いた記事も合わせて読んでみてください♪

 

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