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こんにちは、Kunyです!
今回は小樽の堺町通り商店街で見つけた盆栽のお店にスポットライトを当てたいと思います。
小樽堺町通りといえば、一番の人気スポット小樽運河から徒歩5分のストリート。
歴史的建造物が立ち並び、お買い物を楽しむ観光客で賑わうエリアです。

寿司、海鮮丼、スイーツ、ガラス工芸、オルゴールなど小樽らしい店舗が軒を連ねています。
その中で目を引く「BONSAI」の看板。

店構えはこじんまりとしているもののスタイリッシュな雰囲気の「三BONSAI」に立ち寄ってみることにしました。

BONSAIの店舗情報

住所 小樽市堺町4-8
電話番号 0134-61-6333
営業時間 10:00~18:00
定休日 無休
キャッシュレス決済
車椅子対応 / 盲導犬入店

 

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伝統と革新、北海道らしい「ドライ盆栽」

店内には個性豊かな盆栽が並び、サイズも様々です。
実は、こちらの盆栽は日本の伝統文化である盆栽を、広く楽しんでいただけるようにドライ化させたものです。
今では世界的に「芸術品」として認知されている盆栽を剪定し乾燥させ、インテリアの新しいアイテムとして楽しめるようにアレンジしています。

インテリアとして楽しめるよう、赤や金色にカラーリングされた盆栽もあり北海道らしい伝統と革新を感じました。
1869年に北海道という名称が制定され約160年、歴史が浅いと言われる北海道。
しかし、歴史が浅いということは革新をもたらしやすい風土があると考えることができます。

ドライ盆栽は北海道の厳しい気候にぴったり合った工夫とも言えます。
盆栽は一般的に気温10度を下回ると維持が難しいそうです。
なおかつ、湿度などの関係で盆栽は屋外で手入れをするのが重要だそうです。

そのような気候的理由から、北海道は盆栽を育てるのに向いている環境とは言えません。
しかし、ドライ盆栽なら水やりや日光など手入れは不要です。
唯一、ほこりを取り払う際にドライヤーなどで吹き飛ばす程度の手軽さが良いですね。

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外国人にも高い人気を誇る「ドライ盆栽」

そのようなメンテナンスの容易さやデザイン性の高さから、外国人観光客からも高い人気があるようです。
お洒落に色づけされた「BONSAI」は海外のリビングルームで日本を感じさせる良いアクセントとなっていることと思います。

海外でも気軽に楽しめるように、購入後に国内配送はもちろん国際配送も対応しています。
ドライ盆栽なので機内持込も可能ですが、大きいものは配送してもらうのが楽ですよね。
今回ご紹介した「三BONSAI」は日本全国で2店舗のみの、ドライ盆栽の常設店舗です。
小樽旅行の際は、是非立ち寄って見てみてください♪

最後に盆栽の歴史や面白さについて、簡単にまとめてみようと思います!

盆栽の起源と歴史

中国から日本へ

  • 盆栽のルーツは中国の「盆景(ペンジン/Penjing)」にあります。

  • 唐代(7世紀〜9世紀頃)には、鉢の中に風景や木を植えて楽しむ文化があり、それが日本に伝わりました。

  • 日本では、中国的な装飾性よりも「木そのものの美しさ」を追求する方向に発展しました。

日本での発展

  • 鎌倉時代(12〜14世紀):禅宗とともに盆栽文化が広がる。禅僧が「自然と調和する心」を表現する手段として扱いました。

  • 江戸時代(17〜19世紀):町人文化の発展とともに庶民にも広がり、植木市や愛好会が盛んになりました。

  • 明治〜昭和初期:国際博覧会で紹介され、ヨーロッパやアメリカでも人気に。

  • 現代:世界中に愛好家がおり、特に欧米やアジア各国でも「BONSAI」として親しまれています。


盆栽の魅力・面白さ

(1) 「自然を手のひらに」再現

  • 盆栽は単なる鉢植えではなく、自然の大きな景色を小さな鉢の中に凝縮する芸術です。

  • 一本の松が「悠久の山」を、一本の楓が「紅葉の渓谷」を表すことがあります。

(2) 時間と共に成長する芸術

  • 彫刻や絵画と違って、盆栽は生きている芸術です。

  • 年月をかけて形作られ、時には数十年、数百年と受け継がれていきます。

  • 同じ木でも育て方や環境によって姿が変わるため、一期一会の面白さがあります。

(3) 手入れの奥深さ

  • 剪定(せんてい)、針金かけ、植え替え、水やりなど多くの技術が必要です。

  • 特に「針金かけ」は木の枝に針金を巻いて理想の形に導く技法で、職人技が光ります。

  • 日々のケアで、木と対話しているような感覚を味わえます。

(4) 心を映す存在

  • 禅と結びついているため、盆栽は「精神の修養」とも言われます。

  • 毎日の手入れは瞑想のようで、ストレス解消や心を落ち着ける効果もあります。


世界から見た盆栽

  • 欧米では「BONSAI」として芸術作品のように扱われています。

  • イタリアやスペインなど地中海沿岸は気候が近く、本格的な盆栽文化が育っています。

  • 海外の愛好家は、盆栽を「禅」「日本的ミニマリズム」と結びつけて高く評価しています。


盆栽の楽しみ方

  1. 育てる楽しみ:種や苗から育てて、自分だけの形を作る。

  2. 観る楽しみ:展示会や盆栽村(例:埼玉県大宮盆栽村)を訪れる。

  3. 学ぶ楽しみ:歴史や作法を知ることで、一鉢に込められた物語が理解できる。


まとめ

盆栽は、

  • 1000年以上の歴史を持ち

  • 日本独自に「自然美の凝縮」として発展し

  • 今では世界的に愛される「生きた芸術」

です。
その面白さは「時間をかけて自然と向き合えること」「小さな鉢に無限の景色を感じられること」にあります。

 

 

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