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こんにちは、Kunyです!
今回はインタビューを行う際に抑えておくべき質問の基本とコツをご紹介します。
相手に適切に質問をすることは人間関係の基礎的なものであり、コミュニケーション能力とほぼイコールだと考えています。
大学生のみならず、基礎的な能力は身に着けてもらいたいと思い本記事を書くことにしました。
本記事作成の背景は、記事サムネにしているYouTube動画となります。
30分の長編動画となってしまいますが、お時間のある方は動画の「大学生による社長インタビュー」をご覧になってくださいね。

それでは、本題に入っていきましょう。
まず、インタビューの意図を明確にすることは重要なポイントです。
例えば今回のインタビューの場合は次の3点を意図として定義しています。

今回のインタビューの意図

  • ・大学生の人間力を鍛える
  • ・AI分析を経て人生成功の秘訣を探求する
  • ・若さを社長に与えて一層元気にする

これら3点の意図を達成するためには何が必要でしょうか?
インタビューの基本的な目的「意図を達成するための質の高い情報を得る」ことが必要ですよね。
そのために、「どう」インタビューをすべきか具体的なコツを抑えるべきというのは言うまでもありません。
それではインタビューの基本とコツを3つ紹介してみようと思います。

相手の話を聞く姿勢と事前リサーチ

先ずは基本ですが、インタビューを受ける側は貴重な時間をそのために割いています。
特に社長の時間は最も価値が高いということを大学生は忘れてはなりませんね。
したがって、リアクションを取りつつ相手の本音を引き出す姿勢をしないことは、役に立つ情報を受けとる妨げになります。
適切なリアクションと傾聴姿勢はインタビューを行う際の基本となります。

また、聞く姿勢として基本的な準備は事前リサーチです。
社長の経歴や実績を調べておくことで、ズレた質問を防ぎ、より具体的で深い質問ができます。
調べたことを踏まえて質問すると、相手も「きちんと準備してくれている」と感じやすいです。
最低限、会社HPのTOPページや会社概要(ビジョン)、事業内容は抑えておくべきでしょう。

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相手の言葉を要約する

「つまり〇〇ということですか?」と要約することで、聞いていないという態度を防ぎつつ、誤解のない深堀に繋がります。
ただ、社長が一言も言っていない話を始めるのは「話を聞いていない or 聞きたいように聞いている」証拠となるので要注意が必要です。
「聞きたいように聞いている」というのは、誰しもが(特に高齢な人)持つ「確証バイアス」が原因で自分の興味ある話に引き込みたいという態度に繋がります。
相手が一言も言っていない言葉でリピートすることは「この人は話を聞いていないな」「自分の話に誘導したいと考えている」ということがすぐにばれてしまうので、相手の話した内容や言葉を素直に受け取るようにしましょう。

インタビューは「相手の考えを掘り下げる場」であり、自分の価値観をぶつける場ではありません。
相手の答えを深堀りすることを優先し、自分の視点は最後に軽く触れる程度が良いでしょう。

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オープンクエッションを使う


「はい・いいえ」で終わる質問ではなく、「なぜそう思ったのか?」「具体的にはどんな場面だったのか?」など、相手が自由に語れる問いを意識しましょう。
社長が抽象的な話をする際に「具体的には~?」という質問をしないことは、インタビューの意図を達成しそこなう可能性がありますよね。
大学教授ではなく社長はビジネスの第一線にいる立場なので「具体的」な話から得られる情報の価値が高いでしょう。

まとめると、「聞く姿勢・準備・質問力・謙虚さ・確認」の5つを意識すれば、社長から起業の本音やリアルな経験談を引き出せます。

❌ ダメなインタビュー例

大学生「へぇ…(無表情)。で、社長って何で起業したんですか?」
社長「学生時代に海外で経験したことがきっかけで…」
大学生「あー、海外か。でも僕、海外興味ないんですよね。じゃあ失敗って何ですか? えっと…バイトで怒られたとか?」
社長「いや…もっと大きな規模の話で…」
大学生「ふーん。でも僕はそんなの違うと思いますね。僕の考えでは…」


✅ 良いインタビュー例

大学生「本日はありがとうございます。まず、起業のきっかけについてお聞きしてもよろしいですか?」
社長「学生時代に海外で経験したことがきっかけで…」
大学生「なるほど。海外での経験が原点なんですね。具体的にはどんな出来事だったのですか?」
社長「現地でビジネスをしている若い人たちを見て、自分も挑戦したいと思ったんです。」
大学生「面白いですね!その挑戦心が今の会社につながっているんですね。では逆に、一番大変だった“失敗経験”は何でしたか?」
社長「資金調達に失敗して、事業を一度畳まざるを得なくて…」
大学生「とても大きな挫折ですね。その経験から得られた学びは何でしょうか?」


👉 こうすると「相手をリスペクトしつつ」「深掘り質問」ができて、情報の質がグッと上がります。

大学生が社長から本音を引き出すための質問リストを10個ご紹介します。
順番に聞いていくと、ストーリー性が出て自然な流れになるでしょう。


🎤 社長から本音を引き出すためのインタビュー質問リスト(10選)

  1. 起業のきっかけ
     「最初に『起業したい』と思った瞬間はどんな出来事だったんですか?」

  2. 原体験の掘り下げ
     「それは学生時代やご自身の家庭環境など、何か背景が影響していたのでしょうか?」

  3. 最初の一歩
     「実際に起業へ向けて最初に行動したのは、どんなことでしたか?」

  4. 最大の挑戦
     「これまでの事業の中で、一番大きな挑戦はどんな場面でしたか?」

  5. 失敗談と学び
     「一番大きな失敗は何でしたか? そこから得た教訓はありますか?」

  6. 転機となった出来事
     「その後、事業を続ける中で“流れが変わった”と感じた瞬間はありましたか?」

  7. 支えてくれた存在
     「挑戦や失敗の中で、特に支えになった人や言葉はありましたか?」

  8. 経営の価値観
     「経営をする上で、常に大切にしている考え方やポリシーは何ですか?」

  9. 今後の夢・ビジョン
     「これからの10年で実現したい夢や、会社をどんな姿にしていきたいですか?」

  10. これから起業を目指す人へ
     「もし今の大学生や若い人に一言アドバイスできるとしたら、何を伝えますか?」


💡 これらのポイントは、

  • 「出来事」+「気持ち」+「学び」を引き出す質問をすること

  • 「なるほど、それはなぜですか?」と深掘りするクセをつけること

  • 相手の答えを要約して返しながら次へ進むこと

私も大学生時代は会社経営者へインタビューをしたり、様々なリサーチを行ってきました。
今回の記事を参考に、大学生の質問力をよりブラッシュアップしてもらえれば幸いです!

 

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