【非言語コミュニケーション】言葉の壁をどのように乗り越えるか。

こんにちは!海外レポートを書いているKnuyです。

あなたは言葉の壁にぶつかった経験はありますか?

 

そのときどのように意思を伝えますか?

 

技術革新やインフラの発達が貢献し、ヒト・モノ・カネの流動化が進むグローバル化を経験している日本。国内での生活でも、今後サービス業を中心として言葉が通じない状況が加速することが予測されます。

 

2014年、訪日外国人が過去最高の1300万人を突破し様々な言語が日本国内で飛び交っています。私が住む札幌市では、円安進行と物価安、アジア地域の経済成長を背景に上位から台湾人、中国人、韓国人の順でアジアを中心に多くの外国人が訪れています。

 

アジアの経済成長に伴って今後も、日本国内各地の生活やビジネスシーンで言葉の壁を感じる機会も増えて行くことでしょう。もちろん、英語は大切なのですが、英語はまだ国際言語として完璧ではありません。そこで、言葉が通じないときに重要になるのが相手に与える視覚情報なのです。

 

そこで今回は、キューバ旅行記を通じて
非言語コミュニケーションについて記事を書いてみようと思います。


 

ERNESTO CHE GUEVARA, 12/11/64, after addressing US in a speech before the UN General Assembly--United Nations Building, NY.

1959年、後にカストロ議長と呼称されるフィデル・カストロ、そして冒険的革命家チェ・ゲバラらがバティスタ独裁政権、アメリカによる搾取構造から国民を開放する為にキューバを社会主義国家に変えました。私は、彼らが樹立した国家を知るために去年キューバを訪れました。

到着したのは、バラデロというビーチリゾート。

オールインクルッシブという24時間飲み放題・食べ放題というシステムが一般的な海が美しい楽園のような場所でした。しかし、そこはキューバの人々のためと言うより、カナダ人をはじめとする外国人のための場所。そこにいるキューバ人は少し豊かな外国人のために働いている人たちばかりです。したがって、私は翌日ホテルを離れハバナへ向かいました。

 


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私は朝食をとってすぐに、バラデロを離れることに決めました。

タクシーで昨日訪れたセントラルバラデロへ行き、バスターミナルがある64stへ。バスに乗ってハバナへ行くつもりでしたが、数時間バスを待たなければなりません。バスの待ち時間を減らすために、バス停で会った3人のキューバ人とタクシーを相乗りしてハバナへ行くことにしました。言葉の壁を感じていた私は車内で、英語を話せる男にスペイン語を教えてもらいました。

 

しかし、あまりにいっぺんに教えてもらったことが原因で全然覚えられませんでした(笑)。

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(タクシー運転手から借りた英語-スペイン語の対応表)

 

4人でタクシー代を割ったので、一人約2,000円。バスより500円程高くなっただけで、所要時間は2時間。バスよりずっと快適なシートでハバナへ行くことができました。

インターネットが使えないキューバでは宿の予約を取る術が無いので、私は着の身着のままハバナに到着しました。そのことを同乗しているキューバ人に相談すると、これから彼らが泊まるCASA(家)を紹介してもらえることになり、彼らと一緒に泊まることにしました。

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(ハバナで宿泊したCASA)

 

男たちがそこの家の前でドアをノックすると、鉄製の柵のすき間から家のお母さんが顔をのぞかせます。

家の内側から厳重な鍵を開け、ドアが開きました。
ドアを開けるとすぐにリビングルームがあり、家族全員が団欒しています。

そのCASAの家族全員が英語を話せませんでしたが、スペイン語が解らない私にとても親切にしてくれました。お母さんは私に椅子に座るように促し、私は笑顔で「グラシャース!」と言います。
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(リビングの様子)

 

まず初めに私がしたことは、1枚の書類を書くことでした。

外国人を泊めるホテルは必ず書類を書くことが義務図けられております。その書類はスペイン語で書かれているので、私にとって理解することは難しく何度も記入欄について質問しました。しかし、私は英語を話し家族はスペイン語で話す状況なので言語的コミュニケーションはほぼ機能しませんでした。

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そこで、役に立つコミュニケーション手段はジェスチャーです!

書類の記入欄の一つ、必須事項が理解できずWhat is this?と紙に指を指して、少し眉毛を下げながら両手をW型に開きながら聞くと、家族がガヤガヤと話し合い始めました。
議論が一通り終わったあと、

 

お母さんが両手をボールを持つように構えて、
太ももの間にあててから一度膝のあたりまで両手を下げて、
次にその両手を上に上げています。

何かのダンスかお祈りのようにさえ見えるその動きは、さらに謎を深めました。

私が首をかしげるたびに、何度もお母さんはジェスチャーを繰り返してくれました。

お母さんが両手をボールを持つように構えて、
太ももの間にあててから一度膝のあたりまで両手を下げて、
次にその両手を上に上げています。

 

 

そうか!おかげでわかりました。

なるほど、誕生日だったんですね(笑)

誕生日のジェスチャーに笑いながら書類に記入しました。

 

しかし、手続き上どうしても必要なものを私は持っていませんでした。

キューバで外国人が宿泊するためには、宿泊施設を提供する側がパスポートを預かることが義務図けられているそうです。もし違反すれば、家主が警察に逮捕される重大な手続きだそうです(ジェスチャーより)。私は、バックパックに最低限の荷持を入れてバラデロを急いで出てきたためにパスポートを忘れてきてしまいましたがなんとかお願いして泊めてもらうことができました。

・・・しかし、これが大変な状況を後に生みました。

具体的にはこの先の記事で書くつもりです。

なんとか書類を完成させましたがその後も、私が何か英語を話せば家族会議が始まります。
お兄さんに声をかけると、お兄さんは妹を呼び、妹はお母さんを呼びます。

最終的に、家族全員が私の周りに集まり親切に話しを聞いてくれるのですが、やはりジェスチャーが一番機能します。この時もまた、これほどまでにスペイン語を勉強したいと思ったことはありません。
リンダという名前の犬がとても人懐っこくてかわいい。足に絡みつくように駆け寄ってきます。しばらくリンダと遊んでいると、お父さんが「おなか減っているか?」(ジェスチャーより)と私に聞き、チキンとごはんを食べさせてくれました。予約も無く宿泊することを頼んだ私に、家族は急いで準備をしてくれました。

 

 

家族は2階へあがっていき、大きな音を立てています。
何が始まったのかと思い、私も2階へ上がると、

娘のダイアナの部屋の荷持を別の部屋へ運んでいます!

 

私の突然の宿泊のために、娘の部屋を使わせてもらえることになっているとそこで気が付きました。

 

 

服やぬいぐるみ、部屋にあるものを運んでベッドのシーツと枕を変えているので、私も初めての展開に驚きながらシーツの取り換えを手伝いました。
家族とのぎこちないやり取りも含めてとても暖かい時間でした。

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(写真がぼけていますが用意してくれたダイアナの部屋)

 

私がスペイン語を話せないために、キューバではずいぶんコミュニケーションに苦労しました。
そこで最も大事なことはコミュニケーションできない状況ほど笑顔が重要だということです。

 

例えば、自分が相手の言葉をわからない場合、相手に対して眉をひそめれば相手はどう思うでしょうか?
そもそも言葉が通じていないので、相手は「言葉が通じない」から眉をひそめているのか
「自分に敵意があるのか」さえ判断できませんよね。

 

1975年にEkmanらによる表情の国際的な研究が行われました。
幸福、驚き、恐怖、嫌悪、怒り、悲しみの際人はどのような表情をするのか分析が行われたのですが、その結果としてわかったことは「表情は共通言語的だ」ということです。


言葉が全く通じない経験が過去にもありました。

 

それは2011年、私がバックパックで中国南部の雲南省へ行った時のことです。当時、マレーシアへ行く予定だったのですが、ベトナムで会った人に中国南部に残された自然を見るように進められ私は進路を変え中国へ。私が持っていた本は『地球の歩き方~東南アジア編』一冊、その本のどのページを開いても、東アジアである中国の地図は白塗りです。さらにベトナムではインターネットに制限があり情報を集められませんでした。

 

そこで、当時も同じように英語が全く通じない状態を経験し、タクシーで銀行へ行くこともホテルに泊まることも、買い物をする時でさえ大変でした。しかし、ジェスチャーと笑顔で何とか旅を続けることができました。

 

ホテルの女将さんにもずいぶん親切にしてもらい、日本のニュースであまり話題に上がらない中国内陸部の生活を垣間見ることができました。

 

言葉が通じない状況で人がどのように他人を評価するかというと、
ふとした表情やしぐさ、行動ですよね。

 

もちろん、行く先の国で最低限の挨拶など基本フレーズを学ぶことは必須ですが、ネット環境や本が無い、ペンがない紙が無いなど、様々な状況が旅にはあります。そこで知っておくべきことは非言語コミュニケーションと呼ばれるものです。

 

人は相手の真意の判断する時、言葉ではなく、しぐさや表情に半分以上依存しているからです。

電話で話すと沈黙したり、突然同時に話し出してしまう理由も本質的にそれと同じです。

非言語的行動は実はとても重要で、「日常生活のコミュニケーションの占める割合」(Birdsistell, 1970)の30-35%が言語的コミュニケーションと言われている一方、65-70%が非言語によるものだと言われています。

 

また、「相手の真意を判断される際に材料とする情報の割合」(Mehrabin, 1967)の研究によると「言葉」が5%、発声方法や声のトーンなど「音声情報」が38%、そして、相手の表情やしぐさなどの「視覚情報」が55%だと言われています。

 

言葉の壁にぶつかった時こそ、笑顔を忘れず工夫して自分の意見を伝えてみてください!
ジェスチャーや絵を描くことなど、壁を乗り越える方法はきっと見つかります^^


 

 

次回はハバナの街で体験したショッキングなエピソードについてお伝えするつもりです!

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