
こんにちは、Kunyです!
今回は高校を卒業していない人が海外の大学へ進学しキャリアデザインをする方法をご紹介いたします。
大学進学先として人気のマレーシアの私立大学への進学を想定して、ベストな方法を見てみましょう。
それでは、まずはマレーシアの大学入学条件をまとめます。
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マレーシアの大学入学条件
日本の大学のような入学試験は無く、以下の2点が条件になります。
- 高校の成績
- 英語力(IELTSまたはTOEFLのスコア)
英語力が基準に満たない場合は大学付属の語学学校で英語コースを履修してから進学することができます。
マレーシア有名大学の英語要件一覧
| 大学 | IELTS目安 | TOEFL iBT目安 | 英語コース(条件付き入学) |
|---|---|---|---|
| INTI International University | 5.0〜6.0 | 40〜60 | あり |
| Taylor’s University | 5.0〜6.5 | 40〜79 | あり |
| Sunway University | 5.0〜6.0 | 40〜60 | あり |
| UCSI University | 5.0〜6.0 | 40〜60 | あり |
| Asia Pacific University of Technology & Innovation | 5.0〜6.0 | 40〜60 | あり |
| HELP University | 5.5〜6.0 | 46〜60 | あり |
ほぼ全大学で英語コース(IEP)があるためIELTS5.0前後でスタートが可能です。
また、学科によって入学に必要な英語力は以下の通り分類されます。
-
ビジネス系 → 5.5が多い
-
IT系 → 5.5〜6.0
-
ホスピタリティ → 5.0〜5.5
IEPとはIntensive English Program(集中英語プログラム)のこと
大学付属の「英語だけを学ぶコース」で、IELTS5.0未満の人を対象にする準備コースです。
学習する内容は主に以下の通りです。
- Speaking(会話)
- Listening(聞き取り)
- Reading(読解)
- Writing(ライティング)
- プレゼン
- レポートの書き方(大学向け)
IEPとはIntensive English Program(集中英語プログラム)の期間とその後の流れ
IEPの期間はレベル次第で変わり、2か月から10か月ほどが一般的です。
初級スタートの場合長くなり、中級スタートなら期間は短くなります。
IEPが終了すると、次の流れで大学本科に進む流れとなります。
IEPから大学本科までの流れ
IEP(英語コース)
↓
内部テスト or IELTS
↓
Foundation / Diploma
↓
大学本科
FoundationとDipromaの違い
IEPを終えた後に進むFoundationとDipromaの違いを整理しましょう。
| 項目 | Foundation | Diploma |
|---|---|---|
| イメージ | 大学に入るための予備校 | 専門学校+大学の仲間 |
| 目的 | 大学進学専用 | 就職+大学編入 |
| 期間 | 約1年 | 約2年~2.5年 |
| 内容 | 基礎学力+英語+専門基礎 | 専門スキル(ビジネス・IT) |
| 進学 | そのまま大学へ | 編入(2〜3年次) |
| 柔軟性 | 低め(他学へ移りにくい) | 高い(大学2年・3年次に編入可能) |
FoudationとDipromaのどちらを選ぶべきか、次の通り考えるのがシンプルです。
Foundation→「大学への最短ルート」
- できるだけ早く大学に行きたい
- 学力に問題ない
- 正攻法で行きたい
Diproma→「柔軟に進学+スキルも取るルート」
- 学歴に不安あり
- 英語力に不安あり
- 将来は就職も考えている
マレーシアの大学入学にあたり高校卒業資格を持っていない場合は?
もしも高校卒業資格がない場合(完全な中卒)の場合、入れるDipromaコースはマレーシアに存在しません。
制度的に最低でも「高校レベル相当(10~11年以上の教育)が必要というのが理由です。
ただし、無理というわけではなくCertificateから入る方法、GEDから大学に入る方法があります。
Certificateとは
Certificateとは大学に入るための最下層レベルの準備コース、高校の代わりになるブリッジコースとも言えます。
高校を卒業していない人、DipromaやFoundationに直接入れない人向けのコースです。
期間は約6か月から1年で高校+大学準備をミックスした以下の内容を学びます。
- 基礎英語
- 数学(中学〜高校初級)
- 基礎ビジネス / IT
- レポート・プレゼンの基礎
大学進学ルートに正式に乗る流れは次の通りとなります。
Certificateから大学本科までの流れ
Certificate
↓
Diploma(2年)
↓
Bachelor(大学)
メリット
- 中卒でもスタートできる
- 大学内部進学がしやすい
- 英語+学力を同時に補える
- ビザが取りやすい
デメリット
- 時間が1年余計にかかる
- 費用が追加でかかる
- レベルが低いと感じる人もいる
CertificateとFoundationの違い
| 項目 | Certificate | Foundation |
|---|---|---|
| 対象 | 中卒・学歴不足 | 高卒相当あり |
| レベル | 低い | 中 |
| 目的 | 学歴補完 | 大学準備 |
| 期間 | 6ヶ月〜1年 | 約1年 |
英語コース(IEP)
↓
Certificate
↓
Diploma
↓
Bachelor
Certificateコースを持っている大学
中学校卒業から大学進学ルートを作りやすい大学は次の4校です。
-
SEGi University
-
Asia Pacific University of Technology & Innovation
-
UCSI University
-
HELP University
それぞれの大学のCertificate比較は次の通りです。
| 大学 | 授業料(目安) | 期間 | 入学条件(学歴) | 英語条件 |
|---|---|---|---|---|
| SEGi University | 約RM20,000〜30,000 | 約1年 | 中卒+内部審査 or SPM1科目合格 | IELTS不要(IEP可) |
| Asia Pacific University of Technology & Innovation | 約RM21,000前後 | 約1〜2年 | 高校初級レベル(O-Level相当)※中卒は要相談 | IELTS不要(英語コース可) |
| UCSI University | 約RM20,000〜30,000(推定) | 約1年 | 高校レベル相当(SPMなど) | IELTS5.0前後 or 英語コース |
| HELP University | 約RM18,000〜25,000(推定) | 約1年 | 中卒〜高校初級(個別審査) | IELTS不要(内部試験あり) |
コストは年間で約60万円~100万円、クアラルンプールの場合月に7万~12万円を見込んだ予算が必要です。
中卒を想定する場合、APUやUCSIはやや難しいため、SEGiまたはHELPがお勧めです。
Certificateから大学卒業までのコースは最も安全ですが4.5~5年間必要になり、必要な学費や生活費は900万円程になります。
成功確率は下がりますが、CertificateではなくGED取得のコースも選択肢の1つとなります。
GEDを取得してマレーシアの大学入学する方法
大学入学の条件となる高校卒業資格、通信制高校を卒業する方法や高卒認定試験に合格する方法があります。
ただし、通信制高校卒業には時間がかかり、高卒認定試験は認知度が低く大学入学資格として弱いというデメリットがあります。
そこで、海外の大学に進学する場合はGEDを取得する方法が最もお勧めです。
GED(General Educational Development)とは
GEDとはアメリカやカナダで最も知られているアメリカ版高卒資格です。
海外進学を最短で目指すなら最適な選択となり、以下の特徴があります。
特徴
- アメリカの高卒同等資格
- 約2〜6ヶ月で取得可能
- 海外大学で広く認知(※一部制限あり)
メリット
- 圧倒的に早い
- 年齢制限ほぼなし
- 海外進学と相性がいい
デメリット
- 日本では高卒扱いにならない場合あり
- 一部大学では単体だと弱い
GED(General Educational Development)の詳細
内容は4科目で全て英語で受験します。
- Mathematical Reasoning(数学)
- Reasoning Through Language Arts(英語)
- Science(理科)
- Social Studies(社会)
目安となる必要な英語レベル
・CEFR B1〜B2(英検2級〜準1級)
合格ライン
-
各科目:100〜200点
-
合格:145以上
受験準備
・2〜6ヶ月
日本かマレーシア、GEDを受験する場合の比較は次の通りです。
| 項目 | 日本 | マレーシア |
|---|---|---|
| 試験費用 | 約5万円(4科目:$320) 1科目:$80≒1.2万円 |
約12〜24万円 RM4000~8000≒12万~14万円 |
| 授業 | 基本なし | あり(セット) |
| 難易度 | やや高い | サポートありで下がる |
| 受験方法 | オンライン or 試験会場 | オンライン or 試験会場 |
| 主な受験場所 | ・東京(テストセンター) ・オンライン受験(自宅) |
・ACE提携校(教育機関) ・民間教育センター |
ACE Education(ACE提携校)とは
ACEはGEDの試験対策を行う教育機関、予備校の位置づけです。
ACEは大学と正式に提携関係にある訳ではありませんが、大学紹介をしたり卒業生とのつながりを持てる環境があります。
GED対策授業、模擬試験、個別指導、英語サポート、IELTS対策の役割がありクアラルンプール周辺にキャンパスがあります。
しかし、GEDの試験は別のシステムでありACE時代は大学でないためビザ発行や学位取得はできないことに注意してください。
マレーシアのAceに通いGEDを取得する場合のVISAの扱い
ACE単体で通う場合は「学生ビザは取得できません」。
マレーシアの学生ビザはEducation Malaysia Global Services(EMGS)が管理しています。
学生ビザの条件は政府認可の教育機関(大学・カレッジ)に在籍する必要がありACE(民間教育機関)は対象外となります。
そこで、ビザの扱いの選択肢は以下の3通りとなります。
①観光ビザ(短期滞在)
日本人はビザなしで入国でき90日間滞在が可能です。
1か月~3か月、短期間のGED対策に有効な方法となります。
ただし、VISA延長は基本的に不可なので短期間でGEDを取得しなければなりません。
②学生ビザ+大学在籍(おすすめ)
一番現実的で安全な方法となります。
仕組み
大学(IEPやCertificate)に入学
↓
学生ビザ取得
↓
並行してACEでGED
大学のIEPやCertificateに入学することで学生ビザを取得し、塾の扱いでACEに通いGEDを取得する方法です。
この方法なら長期滞在も可能でVISAが安定し、GED取得後にそのまま大学進学が可能となります。
③ガーディアンビザ(家族帯同のみ)
家族でマレーシアへ移住し親御様のガーディアンビザを利用してACEに通う方法です。
条件は親が就労ビザまたは学生ビザを取得すること、その条件を満たしてお子様は帯同することができます。
注意点
年齢制限があり、通常は18歳未満となります。
マレーシアのAceに通いGEDを取得する場合のVISAの扱い
いかがでしたでしょうか。
高校卒業資格を持たない方がマレーシアの大学へ進学する過程は複雑ですが、まとめると次の流れになります。

今回は、海外大学進学についてご紹介いたしました。
本ブログの情報を海外のキャリア形成にお役立ていただければ幸いです♪











