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こんにちは、Kunyです!
皆さんは普段、海外で現地通貨をどのようにゲットしていますか?
海外到着後、レートの良い換金所で「日本→外貨へ換金」というのが一つの常套手段でしたよね。
ただ、円安が進んだときには状況が変わり換金手数料が多く取られていた事実があります。
今回は、換金手数料で損しないために「知っておいてもらいたい換金テクニック」をご紹介します!

日本国内で日本円からアメリカドルに換金、アメリカドルから現地通貨に換金する

結論、そのテクニックとは「海外でUSDから現地通貨に換金する」方法です。
どこかでこのテクニックを聞いたことがある方、聞いたことがあるけどやったことが無い方に本記事は必見です。

国際通貨として信用力が高いアメリカドルはアジアを含む多くの国々で重宝され高値で取引されます。
日本円も信用力の高い通貨ですが、アメリカドルには及びません。
さらに円の価値が下がっている昨今、日本円よりもアメリカドルを持って海外旅行へ行った方が現地通貨を多く得られる利幅が増えていると言います。

そこで、論より証拠!
2025年5月に日本円から直接、台湾ドルへ換金する。
または、日本円からアメリカドルに換金し、アメリカドルから台湾ドルに換金する。
どちらが多くの台湾ドルを手にすることができるのか検証してみました!

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換金手数料比較の背景

まず初めに、今回の検証の背景をお伝えします。
2024年6月、ドル円為替レートは1ドル=160円台まで値下がりしました。
36年ぶりの円安ドル高水準を更新し、日本円の信用はこれまでに類を見ない打撃を受けたとも言うこともできます。

その後、起こったことは「日本円が安く買いたたかれている」という事実です。
海外の換金所では公開為替レートに換金手数料を上乗せして両替をします。
換金手数料が換金所の利益になる訳ですが、全ての通貨が同じ手数料ではなく通貨ごとに手数料が異なります。

当然、人気の高いアメリカドルは少ない手数料で両替してもらうことができます。
一方、人気の低い通貨は買い手が付きにくいので手数料を高く設定しなければ換金所のリスクが大きくなります。

日本円はこれまでチヤホヤされてきたので、手数料が少なく現地通貨と両替できました。
その慢心にショックを受けたのが、海外へ渡航する日本人の多くだった訳です。
想定より円が安く見積もられ、現地通貨を思っていたほど手に入れられなかった。
海外旅行が組んでいた予算を上回る支出になってしまった...という声が続出しました。

「自国の通貨が安くなった場合はアメリカドルに換金して海外へ行く」という方法は、実は目新しいものではありません。
通貨価値が弱かった中国や韓国の言葉で「換金テクニック」を検索すると、山ほど同じ手法がヒットします。
しかし、日本語で検索すると「換金テクニック」の情報があまりに少ない。

結果的に、日本人の多くは手数料をたっぷり取られていることに気が付くこともなく、すごく損をしているという状況となりました。
その状況を少しでも変えるために今回、実際に検証することにしました。

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換金手数料比較の検証方法

検証スタート時の金額を日本円で設定します。
その日本円を2つの条件で現地通貨に換金します。
結果的に多くの現地通貨を受け取ることができた条件を導きます。

実際に今回実施した方法は次の通りです。

  • 本国内で日本円からアメリカドルに換金する
  • 換金したアメリカドルを台湾で台湾ドルに換金する
  • 換金したアメリカドルと同額の日本円を台湾で台湾ドルに換金する

日本国内で日本円からアメリカドルに換金

今回設定したスタート時の金額は5,000円です。
先ずは5,000円をアメリカドルに換金するために大黒屋へ。
しかし、在庫があったのは10ドル札、20ドル札、100ドル札、それぞれ1枚ずつ。

大黒屋を諦めワールドカレンシーショップへ行くことにしました。
(私の住む札幌は残念ながら、換金サービス廃止の銀行が多く現在、外貨を扱うのは大通りに2件のみだそうです。)

5,000円の換金をお願いしたところ、受け取ることができたのは33ドルでした。
換金所レートはこのときUSD=148.32円で、1ドル紙幣以下の換金に対応していないのがその理由です。
5,000円の換金依頼に対して、33ドルとそのお釣り106円を受け取ることになりました。

台湾で5,000円とUSD33をそれぞれ台湾ドルに換金

そして台湾到着!
台湾銀行の窓口で台湾ドルに換金してみました。

日本円5,000円を台湾ドルに換金

  • JPY5000→NTD1000

1台湾ドルあたり5円で取引してもらいました。

33USDを台湾ドルに換金

  • USD33→NTD981

1ドルあたり約0.034台湾ドルで取引してもらいました。

2つの換金結果を計算する

USDを台湾ドルに換金した際のレートを再計算

日本で4,894円をUSD33に換金したので、JPY=USD0.0067が換金レートです。
(USD33 / JPY4894)

すると、日本で5,000円をUSDへ換金した場合、USD33.7147を受け取ることができます。
(JPY5,000×USD0.0067)

台湾でUSD33=NTD981だったので、台湾の銀行レートはNTD=USD29.727でした。
(NTD981 / USD33)

すると、日本で5,000円をUSDに換金し、その金額を台湾で換金するとNTD1002.248を受け取ることができます。
(USD33.7147×29.727)

日本円を台湾で台湾ドルに換金した場合と比較

日本円を台湾で台湾ドルに換金すると、5,000円あたりNTD1,000の受け取りとなりました。
つまり、JPY→USD→NTDと換金した方がNTD2.25分多く台湾ドルを受け取れることになります。
(NTD1,002.248 - NTD1,000)

検証結果を考察する

その差、NTD2.25は小さなものかもしれません。
NTD=JPY5で換算すると、11円程度の金額となります。
しかし、換金額が大きくなればなるほど差額が大きくなることを忘れてはいけません。

また、(現在は少し円高に振れていますが)円安が進行した場合はJPY→NTDの換金手数料が大きくなります。
今回の検証では、大きな金額の開きが無かったものの換金テクニックとして抑えておいてもらえると幸いです。
JPY→USD→NTDと、換金を2回に別けると当然、換金手数料が2回分かかり損をすると思われがちです。
しかし、実際やってみた結果はUSDを挟んで現地通貨に換えたほうが得するという結果を得ることができました。

 

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