こんにちは、Kunyです!
ウクライナは日本にとって文化的な距離が遠く、情報にアクセスしにくい国の一つだと思います。
その分ウクライナの文化や伝統は魅力的で、深みがあります。
今回はウクライナの子どもは皆好きな童謡をご紹介してみようと思います♪
歌詞の内容
歌詞の内容は機械翻訳ですが、次の通りになります。
Котику Сіренький Котику Біленький
Котку Волохатий не ходи по Хаті
Не ходи по Хаті не буди Дитяти
Дитя буде спати Котик воркотати
Ой на Кота на Воркота
На Дитинку Дрімота
(А-а а-а а-а а) | (2)
Ой ну люлі Котку не йди на Колодку
Не йди на Колодку бо заб'єш Головку
Та буде боліти нічим завертіти
Ой на Кота на Воркота
На Дитинку Дрімота
(А-а а-а а-а а) | (2)
Ой-люлі-люлі
Люлі-люлі-люлі
Ой на Кота на Воркота
На Дитинку Дрімота
(А-а а-а а-а а) | (2)
猫ちゃん、紫猫ちゃん、白猫ちゃん
毛むくじゃらの猫ちゃん、家の中を歩かないで
家の中を歩かないで、子供を起こさないで
子供は眠っている、猫ちゃんはゴロゴロ鳴く
ああ、猫がゴロゴロ鳴く
子供は眠りにつく
(アア アア アア) | (2)
おっと、子猫ちゃん、子猫ちゃん、
おや、ルリ・ルリ
ルリ・ルリ・ルリ
おや、猫がゴロゴロ
子供は眠りにつく
(ア・ア ア・ア ア・ア) | (2)
基本情報
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ジャンル:ウクライナ民謡の子守歌( колискова / lullaby )。ママリサ
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最古の活字資料:詩人レーシャ・ウクラインカ(Lesya Ukrainka)の歌唱から採譜した民謡集『Народні мелодії. З голосу Лесі Українки(民衆の旋律—レーシャ・ウクラインカの声から)』に収録。音楽学者クリメント・クヴィトカ(Klyment Kvitka)が編纂し、1918年にキエフで出版されています。
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歌詞の主題:
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猫に「家の中を歩かないで(赤ちゃんを起こさないで)」と語りかける。
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「赤ちゃんは眠り、猫はゴロゴロ喉を鳴らす」という対句が現れる。
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子守歌らしい “A-a-a…” のハミングが入る版もあります。ママリサBeth's Notes Songs & Resources
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歌詞の異版:地域や歌い手によって、後半に「井桁(丸木)」に上らないで、頭をぶつけるよ」と注意する節が加わるなどのバリエーションがあります。traditions.in.uapisni.org.ua
タイトルの意味と発音の目安
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タイトルの意味:直訳で「ねこちゃん、灰色のねこちゃん、白いねこちゃん」。Lyricstranslate
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ローマ字表記の例:Kotyku sirenkyi, kotyku bilenkyi(表記ゆれがあります)。Beth's Notes Songs & Resources
どんなところが魅力?
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擬音語のやさしさ:ウクライナ語の воркота(猫の「ゴロゴロ」)と дрімота(まどろみ)という響きが、寝かしつけの情景と重なります。英訳では「Purring’s for the cat, sleep is for the kid」と説明されます。ママリサLyricstranslate
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生活に根ざした子守歌:猫という身近な存在に語りかける、家庭的で素朴な世界観が特徴です。ママリサ
参考にできる音源
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歌手 Nina Matvienko(ニーナ・マトヴィエンコ) による録音(アルバム З маминих долонь 収録)。主要配信サービスで視聴できます。Apple Music - Web PlayerSpotify
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子ども向けにわかりやすく歌われた動画や、学習用のローマ字歌詞つき資料も公開されています。YouTubeBeth's Notes Songs & Resources
まとめ
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「Котику Сіренький Котику Біленький」は、ウクライナの伝統的な子守歌で、1918年刊の民謡集に記録が残る作品です。猫に語りかけ、赤ちゃんの眠りをそっと見守る情景が歌われます。興味があれば、上の資料から信頼できる歌詞版と音源を確認してみてください。