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こんにちは!Kunyです
今回で5回目になるウクライナ東部激戦地への支援物資の発送。
2024年11月8日、厳しい冬に向けた必要物資を郵便局から空輸で送りました。
このような支援を行う価値と意味はページ最後に紹介してみようと思います。

本日、郵便局に持ち込んだ段ボールは2つあります。
27.21kgの大きな箱と15.58kgの中ぐらいの箱の2つです。
2つの荷物の合計重量は43kgに及びました。

ウクライナへ送った荷物の内訳

物品 数量
女性用コート 3
女性用ダウンジャケット 2
女性用防寒着(上) 3
男性用防寒着上下 5
男性用防寒着(上) 1
タオルケット 8
バスタオル 21
タオル 46
ショールマフラー 7
手編みの帽子 17
手編みのマフラー 16
手袋 5
靴下 3
イヤーマフ 2
使い捨てカイロ 120
包帯 12
使い捨て髭剃り 10
使い捨てポリ袋 300
三角巾 5

厳しい寒さのウクライナ東部、日本製のカイロが喜ばれるため120個を箱に入れました。
カイロはメーカーごとに送れるもの、送れないものが決まっているので注意が必要です。
桐灰、アイリスオーヤマ、イオンのカイロを送りましたが、全て問題なく送ることができます。
また、手編みの帽子とマフラーは手芸が趣味のリタイアされた女性が作りました。
「貰ってくれて嬉しいわ」と言いながら、実は夜なべして編んでくれた心のこもった品です。

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ウクライナへ送った荷物の送料

箱の重さ 送料
27.21kgの大きな荷物 61,300円
15.58kgの中ぐらいの荷物 36,100円
合計43kg 合計97,400円

空輸でウクライナへ物資を届ける送料の合計額は97,400円になりました。
これに加えて、ウクライナ到着後に陸送する送料も別途かかるので10万円強の費用となります。
現在、日本郵便のEMS(空輸便)ではウクライナ東部へ物資を送ることは安全上の理由でできません。
しかし、ウクライナの別の場所へ送り中継してもらう独自ルートがあるためザポリージャの病院まで物資を届けることができます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。

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ウクライナ東部へ支援物資を送る理由

私は2022年3月からウクライナ避難者のサポートを行っています。
日本語授業の無償提供、文化理解イベントの企画と運営、日々のお困りごと解決の3つがメインの活動となります。
言葉を学ぶ・教えるということは教室の中で自然と悩んでいることを把握することに繋がるため、生活サポートと車の両輪と捉え続けてきました。

そのような中、2023年末に一人のウクライナの女性から相談を受けました。
「ウクライナ東部の病院で働く母の友達が、現地ではTシャツ、下着、包帯、消毒液、傷口を停めるステイプラー、何もかもが足りていない」という事実。
ウクライナへ車いすを送る取り組みにも私たちは参加していたため、同じように必要物資を送ることはできないかという相談でした。

ウクライナ東部の病院では、医療物資はおろか日常生活に必要な衣類までもが不足しています。
そこで、包帯のかわりにどの家庭でもタンスの奥に眠っている贈答用タオルを集めてウクライナへ送るアイディアが持ち上がりました。
その他、着なくなった洋服やカイロなど可能な限り集めて送ろうという試みです。

(写真右:CHAIR-UP UKR代表の林氏)

ただ、自社単体で行うには様々な難しさがありました。
そこで、札幌市内でウクライナを応援する市民団体、CHAIR-UP UKRの代表である林氏に協力を呼びかけました。
CHAIR-UP UKRにはお仕事を退職された方々が多く在籍し、物資や送料の寄付を集めることに多大な貢献をしてくれました。

苦境を強いられるウクライナ東部、今日も多くの尊い命が脅かされています。
自然災害とは異なり、戦争とは人が始めるものですから、それを食い止めることができるのは人しか成りえません。
民間の力で日本から送ることのできる物資は限りがありますが、このような活動を通じて日本人が届けることのできる温かい心は限界を持たないものだと思います。

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