こんにちは!Kunyです
私は普段、日本語と英語を使って仕事やプライベートを過ごしています。
国籍や世代、言語を超えてコミュニケーションをとっているのですが、そもそもコミュニケーションの目的とはなんでしょうか?
コミュニケーションの目的は次の2つです。
- 相手に自分を好きになってもらうこと
- 自分が相手を好きになること
議論や討論とは違い、コミュニケーションは信頼関係を作るために必要です。
その上で、いつも私が行っていることはジョークを言うことです。
…ジョークについて文字で説明することほどつまらないことはありませんが、冗談について今回は書いてみたいと思います!
ジョークが成立する条件
昨日、大学生の女の子に「よくいろいろ出てきますね」「英語でも日本語でもジョーク言ってますね」と言われました。
そこで、ジョークがどんな風に成立するのか説明したところ、「大学の講義より勉強になる!」と良い反応をもらったので、勇気を振り絞って本記事を書いてみることにしました。
本記事では昨日、大学生に話した内容になります。
ここでのジョークは難しいものではなく、ダジャレや言葉遊びのようなものを指します。
ちなみに英語でダジャレは”Pun”と言って、日本と同じような言葉遊びを意味します。
そしてジョークはあえて間違ったことを言うことで成立するわけですね。
Oh, I totally forgot that word. What was the name of this animal?
Kuny, this is a turtle.
Thanks. I turtlly got it.
クスってしてくれれば嬉しいです...!
ジョークは間違ったことを言うことで成り立つのですが、一番大事なのは「相手が正解を知っているかどうか」です。
つまり、自分と相手の間で共通認識がある上で、あえて間違えを言うからジョークになるわけですね。
ジョークが滑って変な空気になる理由
相手がどこまでわかっているか知らずにジョークを言おうとして変な感じになるのはこの表で説明ができると思います。
全て「間違ったこと」を言っているのは変わりませんが、共通認識がないだけで「嘘つき」「痛い発言」「知ったかぶり」になってしまいます。
これは私のオリジナルの考え方で、本やネット上に無いものなので一つ一つ解説しますね。
ジョーク
今まで聞いた最低なpunだと言われましたが、オーストラリア人とBBQをしていて、牡蛎を食べながら「Umm it’s very oysister」
私はこの程度のライトな言葉遊びが好きです。
「おいしい」は外国人が最初に覚える日本語なので、短期滞在の外国人の友達に丁度良いわけです
嘘つき
「そうそう、北海道にはペンギンもいるしオーロラも普通に見れるよ」と日本を知らない外国人に言うのは嘘つきになる可能性が高いですよね。
ちなみに、詐欺師はこの「相手が知らないこと」を嗅ぎつけて人を騙します。
怪しい人に「自分が何に詳しくないか」を知られないのも詐欺被害を防ぐ手段の一つです。
痛い発言
自分が知らないことでかつ間違ったことを言う場合は、相手を傷つけるというより自分の評価を下げる行為ですね。
日本にはね、長い歴史をもつ百人一首っていう遊びがあって、読み上げられた言葉に対応する絵柄の札を探すルールなんだ
それって百人一首じゃなくていろはかるたじゃないの?
これは実際、カナダに住んでいるときに私が経験したことです。
どや顔で日本文化をカナダ人に説明していたところ、他の日本人がザワつきつつ誤りを修正してくれて助かりました...。
知ったかぶり
こないだ洗顔フォームを買ったんだけど、酵素がスゴイみたい。お勧めだよ
酵素って何?
んー、わかんない
自分が正しいことを知らないのに知っているふりをする知ったかぶりも痛々しいですね。
という訳で、気の利いたジョークを言うには相手が正解をわかっているか知ることが大事です。
国よって異なる笑いのツボ
説明しすぎると寒い感じになるのですが、お国柄によって冗談の系統も違います。
アメリカではブラックジョークが多く、イギリスは皮肉めいたジョークが多いです。
私は英語の勉強を始めたころ、アメリカンジョークから学んでいました。
ジョークの中には文化や価値観を反映しているものがたくさんあるので、楽しく学べます。
アメリカンジョークには「ブロンド」と「医者」が良く出てきます。
その2つが合わさるとかなり面白いので、興味があれば調べてみてください。
一方、日本の「ボケ」と「つっこみ」は世界的にかなり特殊で、暴力的な笑いは理解されない場合が殆どです。
ただ、日本人は伝統的にゲン担ぎや掛詞(かけことば)など言葉遊びが好きな民族です。
日本のダジャレは欧米のジョークと比べてもかなり平和的なので、コミュニケーションにたくさん取り入れてもらえればと思います!
それでは、Chao Cacao!