
こんにちは!Kunyです
今回は外国人に有名だけど、ローカル日本人には有名じゃない不思議な観光スポットに行きました。
その場所はお墓です!
真駒内滝野霊園には壮大な景色と見ごたえのあるオブジェが人気の観光スポットになっています。
それでは行ってみましょう!

霊園の敷地面積は180ヘクタール、北海道らしい広大な墓地です。
駐車場も広くて、満車で入れないということは少なそうです。
目の前の横に広い建物は管理施設でレストランも入っていました。
霊園入り口に並ぶモアイ像

霊園入り口から駐車場へ抜ける通り沿いにはモアイ像があります。
しかも、相当な数が並んでいますね。
全部で33体あるそうです。

車から降りて、モアイ像を近くで見に行くことができます。
写真を撮って楽しむのに良いですよね。
![]()

一番右側のモアイ像だけ顔立ちが違いました。
鼻が大きく体つきも他のモアイ像より立派に見えます。
何かメッセージがあるのか、遊び心なのか...?
真駒内滝野霊園の頭大仏

ラベンダーの丘の向こうの施設の上にちょこんと見えている丸いものがあります。
実は、建物から少しでているのは大仏の頭部分です。
大仏を設計した建築家、安藤忠雄さんは「見えないことが想像力を喚起する」と述べています。
大仏の全容を拝むには、すぐにはたどり着けないようにするなど工夫が盛り込まれています。

大仏の近くへ行くためには、まず手水舎(ちょうずしゃ)で清めて進みます。
手水舎といえば通常「神社」にありますが、大仏は「お寺」仏教のものです。
宗教を跨いだオブジェの設計は自由な北海道革新の街、札幌らしいですね。

こちらはプールではなく、浅く水を張った「堀」を思わせるオブジェです。
「堀」と言えば外部の敵の侵入を防ぐもので、城を囲うように作られます。
このオブジェの外周をぐるっと回って、塀の隙間にも見える門の向こうへ進みます。
入り口の作りがクメール王国のアンコールワット遺跡からインスピレーションを得ているような気がしました。

門を抜けるとラベンダーの丘の下のトンネルを通って進みます。
歩みを進めるにつれ、徐々に大仏の姿が現れる設計も素晴らしいです。

![]()
ラベンダーの丘から少し頭をのぞかせていた大仏のふもとにつきました。
高さ13.5メートル、重さ1500トンの大きな大仏ですが以前は注目されていなかったそうです。
そこで、あえて大仏を隠すように後からラベンダーの丘やトンネルが作られたそうです。
個人的には洞窟の奥に、天を望む開口があるのはヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟を思い出しました。
頭大仏の足元の絵馬

このように絵馬もありました。
面白いことに日本語で書かれた願い事は10%程度でした。
その他は英語、タイ語、韓国語、ベトナム語の願い事が見受けられました。

スタンプラリーもあります。
観光客の心を掴む工夫が行き届いていますね。

大仏の足元には椅子が並べられていて、ゆっくり過ごすことができるようになっていました。
この日は日曜日、様々な国籍の人たちが訪れていました。

メッセージ献灯という、メッセージを書いてろうそくを灯すものもあります。
東方雄獅子

霊園の管理施設内にあったライオンの彫刻がものすごい迫力でした。
説明には「樹の根がこんなに生き生きとしたライオンの形をしているなんて、まさに自然の贈り物といえましょう。」とあります。
彫刻ということなので、自然にできたわけではないと思いますが...原木がどのくらい大きいのか気になりますね。
![]()
東方雄獅子は今までで最大の樹根彫刻品といわれております。 中国は黄山という山から流れついた樹の根がこんなに生き生きとしたライオンの形をしているなんて、まさに自然の贈り物といえましょう。 地や山を揺るがす様な、又今にも動き出しそうな表情は、全体から見ても部分で見ても、とても味わい深い作品です。 その表情から災難を排し、魔よけをし、天下の守り神として敬われており、世界にたった一つという意味で“天下第一のライオン”とも呼ばれております。2000年6月 監制 :上海東方郵政公司 重さ:1,500キログラム 高さ:2メートル40センチ 長さ:3メートル50センチ

ストーンヘンジ

イギリスの古代遺跡、ストーンヘンジまで再現されていました。
高さ5メートルの巨大な石は原寸大だそうです。

様々な国の遺跡や宗教がミックスされた真駒内滝野霊園。
不思議な場所ともとることができますが、滝野霊園のコメントは次の通りだそうです。
「霊園と聞くと暗くて寂しいイメージがあるが、明るい施設を作る環境設計を心掛けている。モアイ像やストーンヘンジは、古代のお墓という言われもあり、シンボルとして設置している」
様々な理由で、外国人の間でとても有名な観光スポットになっていると思います。
日本人の方にとっても、外国のお友達を連れて行くと喜ばれること間違いありません!











