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こんにちは!Kunyです

今回は、台北のホテルから動画をお届けしました。
というのも台北のホテルで、たまたま知り合った韓国人から衝撃的な話を聞いたことが理由です。

動画でその内容を紹介しているのですが、家賃と物価が高くて韓国に住めないと彼は言っていました。
続けて韓国は地獄だと何度も言っていたことがショッキングでした。

韓国の家賃の値上がり

ソウルの家賃は値上がりしていてシングルルームでも月15万円かかると言っていました。
確かに家賃だけを見てみると10万円程の物件もありますが、保証金の相場が50万円~100万円、管理費が5000円なので年間に必要となる住居費用が180万円、一か月あたり15万円となる場合も少なくないと思います。

また、ソウルを離れ田舎の方へ行っても1か月10万円は住居費用が掛かると彼は言っていました。
韓国の平均年収は円ベースだと420万円(月収35万円)と言われているので、家賃が占める給料の割合は43%。
家賃は給料に対して30%程度が目安と言われているので、韓国の平均的な住居費用は高い傾向がありますね。

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韓国を脱出する韓国人

しかし、平均年収は経済の実態を表さないことが多くあります。
ホテルで出会った韓国人が言うには、貧富の差が大きく貧しい人は韓国に残れないと言っていました。
そして、900万人が韓国を脱出して国外で生活していると話していました。

日本には生活保護などセーフティネットがあるので、国を出なければならないという考えは聞いたこともありません。
しかし、韓国では国外に脱出しないと生活できないという現状があると聞いて本当に驚きました。

2023年3月20日、韓国有力紙「中央日報」が「年間2万人が国籍放棄」と報じ話題になったそうです。
記事では2012年から2022年の10年間で韓国籍を離脱した人が26万2305人に上ると韓国法務部の統計を紹介。
人口5,156万人の韓国の1割強となる730万人が国外で生活する選択肢を取っているそうです。

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台湾のホテルで出会った男性の仕事は

台湾のホテルで知り合った男性の仕事はビットコインのマイニングです。
スマホだけで仕事できるように環境構築をしていて1日の作業量は10分程度、月に稼げるのは15万円と言っていました。
そのノウハウを持っているのは立派なことだと思いますが、15万円では生きていくのがギリギリの所得です。

また仮想通貨は不安定なので、過去に月150万円を稼いだこともある一方、今はピーク時の10分の1と将来の不安を話していました。
ビットコインの将来に自分自身の将来が依存していて、来年もしかしたらビットコインのマイニングは終了するかもしれないと言っていました。

しかし、韓国の家賃の話を聞いたら台湾のホテルに泊まって仕事をした方が生活費が安いというのにも納得。
チープなホテルで1日3000円程度、週末は6000円程度なので住居費用は月10万円程に抑えることができます。
一方、台湾の物価は思ったほど安くないので物価の安い国を転々としながら彼は生活をするとのことでした。

男性の兄の仕事

彼の兄は税金関係の仕事をしているそうです。
税金関係ということは公務員や国家資格を有するしっかりした仕事を連想します。
しかし、そのような職業でさえ月給23万円でソウルに住んでいるものの結婚や子育てという将来設計ができないと話していました。

また、労働時間は1日10時間で休日は1か月あたり4回のみだそうです。
平均給料が日本より韓国の方が高いという情報がありますが、生活実態や働き方など多角的に考える必要があると思いました。

加速する少子化

日本でも合計特殊出生率は2022年、1.26と過去最低を記録し少子化への問題意識が高まりを見せています。
一方、韓国では2023年、合計特殊出生率が0.72と日本を大きく上回る値を記録しました。
韓国における出生率は「将来への不安」だそうです。

日本はどうなる?

日本のパスポートの強さは世界1位です。
イギリスの調査会社「ヘンリー&パートナーズ」が世界各国のパスポートを比較し、パスポート指数を年2回公表しています。
ビザ不要で入国できる国の数などでパスポートの信頼度を比較するのですが、2024年に日本は1位に返り咲きました。
(2023年に一度3位に転落し、2024年に1位に復帰)

その一方、日本人のパスポート所有率は17%です。
最強の信頼性のパスポートを持つことができる国民なのに、海外へ行く人は5人に1人以下という驚きの事実があります。
つまり、日本人は国を離れることに慣れていない人が大多数と言うことができます。
しかし、今回知り合った韓国人と話してみると韓国で生活が厳しくても、生活できる国・地域を選択できる自由はあると感じました。
極端に当てはめると、日本が仮に韓国と同じ状況になると想定した場合、生活が厳しいにも関わらず日本国内から離れることができない人が国民の殆どということになります。

そのような事実は、日本の生活保護などの制度上考えにくいことは確かですが、どのような経済状態・国家の安全が変わろうとも対応できる人々が増えることを望んでいます。
「生存可能域を広げてほしい」これが、いつも日本の若者に対して伝えているメッセージです。

今回は、台湾のホテルで知り合った韓国人から聞いた話を紹介しました!

 

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