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こんにちは!Kunyです

今回は仕事とはそもそも何か、持論を書きたいと思います。
ただ、私の考え方は少数派であり、一般的な考え方とは少し異なる部分が多くあります。
仕事観について共感してくれる方にとっても、そうじゃない方にとっても参考になる部分を汲み取ってもらうことを想像しながら記事を書いてみようと思います。

そもそも仕事とは何か


生計を立てる手段として従事する職業のこと」というのが一般的な仕事の定義です。
その定義を否定はしませんが、私は「好きなことをしながら、社会を良くすること」と仕事を捉えています。

そう捉えると既存の職業に従事するという概念さえなく、生計を立てることが目的という考え方でもありません。
「社会を良くすることが仕事の目的」であり、「好きなことでその目的達成すること」「金銭的な報酬は結果に折り込まれる」というロジックです。

超過労働、育児休暇、ブラック企業、ホワイト企業、新卒カード、有休消化...そういう日本社会でよく目にするワードを見ると一歩引いてしまう自分がいます。
好きな時間に働いて、子どもができたら時間を作って、学歴より実力で、休みたいとき休むことは当然、人間の生活として在るべき姿だと思っているからです。

そういった日本社会における労働環境で使われる言葉は何を前提にしているでしょうか?
それは「仕事とは労務である」という前提だと思います。
そういった前提で仕事をする以上、「やらされている」状態の外にでることはできず、パフォーマンスが100%を超えることは難しいと思います。

やらされている状態はなぜパフォーマンスが低いのか、「好きなことをやる」ことでなぜパフォーマンスをあげることができるのか、こちらの記事で説明しているのであわせてご覧になってください。

もちろん、超過労働やパワハラなどの社会問題を防ぐために制度が必要なので、一般的な仕事の定義や日本社会の労働環境で使われる言葉を否定するつもりはありません。
ここでは仕事とは何か、という根本的な考えをここでは話したいと思います。

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自分だけの生き方、としての仕事観


全員と言うことはできませんが、人にはそれぞれ夢や目標があると思います。
性善説になりますが、それらは社会を悪くするものではないと思います。
つまり、社会を良い方向に導いて個人的な目標も達成できるというのが理想の仕事だと考えています。

この価値観は、西洋的な仕事観ではなくとても日本的な考え方です。
古くから日本にある家業とは、その家で引き継がれる仕事です。
草履屋の息子は小さい時から親が草履を編むのを見て、傘屋の娘も親が傘を作るのを見て育ちます。
それぞれの子どもは大人になると、草履を編んだり傘を作ったり、親の代から繋がる家業を継ぎます。
その仕事を継承するときに、嫌なことをやらされているという価値観は無いんですね。
つまり、仕事がプライベートと切り分けられた時間ではなく生き方に組み込まれているわけです。

そのような、日本的な価値観に夢や目標などの自己実現を重ねているのが私の仕事観です。
業務と時間に沿って動くコマのような仕事観とは対照的で、生き方を仕事に投射しています。

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時間で働くかプロジェクトで働くか


会社に雇用される場合、契約書に時給や月給が明記されていると思います。
そこにサインをしたら、時間あたりいくらの労働価値かが決定することになります。
すると、忙しくても暇でも安定した賃金が支払われることになります。
その代わりに時間当たりの労働価値を上げるには年単位の時間コストがかかります。

一方、雇用する会社側は時間あたりいくらで報酬を得ているわけではありません。
引き受けるプロジェクトごとに利益が違うことが普通ですし、赤字になることもあります。
損益を均して成長していける人件費を計算して賃金を支払うため、時間で働く以上プロジェクトで働く人の利益を上回ることは基本的に無いと言えます。

時間で働くということはヒエラルキーの中に組み込まれることを意味しています。
階層構造の中の部分として管理されるので、時間的な労働価値を計算できるということです。
プロジェクトで働くということは、ヒエラルキーのTOPか外にいる状態です。
階層構造を管理する側に立つか、そもそも他者と上下関係を作らなくても自立している状態です。

私の仕事観は、時間ではなくプロジェクトで働くことを前提としています。
そして「好きなことで目的達成すること」を仕事と捉えているので、選択権は常に自分にある状態を作っています。

自分以外の人でもできる仕事をやっていない?


好きなことを仕事にすると言っても、好きじゃないことをやらないといけないことはあります。
例えば、会計処理や税務、給与計算、タイムカード管理、日報管理など。
そういった自分以外でもできる仕事をしているとき、どういう気持ちになるでしょうか?

自分以外でもできる仕事は大事な時間の無駄、最もつまらない時間に感じます。
したがって、自分以外の人でもできる仕事はほぼ全て自動化プログラムを書きました。
損益計算書は毎月ほぼ自動更新されてリアルタイムで確認でき、給与明細書も毎月自動作成され、給料日にオンラインバンクで支払うだけです。
タイムカード管理も日報管理も自動化しているので通常特にやることはありません。
税務関連は顧問税理士に委託していますが、財務管理システムをシェアしているので紙も必要ない状態にしました。

自分以外でもできる仕事をやっていて、モチベーションが上がらない場合は自動化プログラムを作ること、それが難しければ外部委託することをお勧めします。
プログラミングは基礎ならYouTubeで学べますし、中級程度ならオンライン講座で勉強することができます。

遣り甲斐とは何か


つまらないと感じる仕事に対して、モチベーションが最も上がるときはどんな時でしょうか。
それは「自分しかできない仕事をしているとき」だと思います。
そのときに得る気持ちを「遣り甲斐」と言いますね。

自分以外でもできる仕事は自動化または外注して、自分しかできない仕事をしようという考えです。
私はスケールするビジネスのカギは「属人性の排除」と考えています。
同時に、人に愛される会社を作るためには「経営者の人間力(属人的)」が不可欠だと思っています。
つまり、業務効率化できるところは徹底的に属人性を排除して、達成された時間的余裕の中で人間以外置き換えることのできないコミュニケーションを大事にするというのが私の持論です。

自分にしかできない仕事


自分にしか出来ない仕事、それはオンリーワンになることを意味しています。
ナンバーワンになることも立派なことですが、オンリーワンを目指す方が費用対効果が良いと言えます。
ナンバーワンがいるということは、ナンバーツーもナンバースリーもいますから、常に1位争奪戦が起こっている状態です。

一方、自分が切り開いた世界には自分以外、誰もいません。
オンリーワンであり同時にナンバーワンの状態で仕事ができるというわけです。
何年間かすると、他の人が真似をしてオンリーワンでもナンバーワンでも無くなることはあります。
しかし、人に真似をされることは市場原理として当然のことです。

自分にしかできない仕事をどんどん作り上げることを前提にしたときに、人に真似されないものが一つあります。
それは、イノベーションを産む発想力そのものです。
つまり、優れた新しいアイディアを思いつく能力があればオンリーワンで遣り甲斐があって、プロジェクトベースで仕事ができる基礎を作ることができます。

イノベーションを産む発想力


長文になることを避けて、最もシンプルに説明するなら3つの組み合わせです。
優れた新しいアイディアを生み出すとき、斬新な組み合わせが既存ニーズまたは潜在ニーズにフィットするとき市場が生まれます。

例えば、東南アジアにはGRABという便利な配車アプリがあります。
それは、「位置情報を共有するシステム」と「自家用車の使われない時間」、「不正が起こらない決済システム」の3要素が揃ってあっという間に普及しました。

このような要素、「自分がどんなカードを使えるか」というのが実は発想力のカギとなります。
カードというのは、自分の知識や経験、人脈、技術、情報などにあたり、人により持っている枚数や強さが異なります。
つまり、今まで隣の人と同じ経験や学習をしてきた人よりも、人と違う経験や学習を重ねてきた人のほうが画期的な発想を作りやすいということが出来ます。

自分だけの生き方として仕事をするために


ここまで、私の仕事観を書いてきました。
それはヒエラルキーに組み込まれて時間で雇われるものではありません。
ヒエラルキーを作るトップか、ヒエラルキーの外のフリーランスとしての生き方がどれだけ楽しいかという価値観でもあります。

しかし、「雇ってもらい、決められた仕事を決められた時間やる」ことが仕事という価値観は根強く当然視されていると思います。
最も挑戦しやすい環境のはずの大学生や20代の人は特に、働き方が自分に合っているのか疑って欲しいと思います。

組織に組み込まれるということは、取り替え可能な部品にしなければならないので均質化の対象となります。極論、自分以外でもできる仕事をする人生のスタートですね。
自分だけの生き方を仕事にしたいと考える方は、ヒエラルキー構造がどう作られているのかというところから俯瞰視して、取るべきポジションを決めるべきだと思います。

自分だけの生き方をしたいと考える理由は、こちらの記事で説明してるのでご関心ある方は是非ともご覧になってみてください。

 

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