こんにちは!Kunyです。
私はバックパッキングに関する記事をたびたび書いてきましたが、
この場を借りて旅行術やリスク管理の工夫をご紹介したいと思います。
「万が一、銃を持った強盗にあったら抵抗せずに相手の要求に応じてください。
さもなければ、躊躇なく打たれます。」
これは私が初めてフィリピンへ留学した時に、
フィリピン留学の先輩からもらったアドバイスです。
‐東南アジアにおける犯罪傾向と対処方法‐
事実、東南アジアでは強盗や殺人、レイプなど日常茶飯事で、ニュースにすらならない地域もあります。しかし、概して生命や肉体に被害を及ぼす犯罪よりも窃盗、スリをはじめとする軽犯罪が圧倒的に多いのです。
2014年に発生したマニラ近郊でバイクに乗った2人組による日本人男性射殺事件、バンコク近郊で日本人男性が被害者となった悲惨な殺人事件。短期滞在の場合そのような猟奇殺人に対するリスク管理は出歩く時間帯・場所を選び、現地治安情報に注意をする以外、防ぐことが難しいのが事実です。そのような命に関わる被害は長期滞在者が割合的に多いのですが、東南アジアで短期滞在が多い私は未然に被害を最小に抑える為、窃盗やスリへの対処を工夫してきました。
トラベラーズチェックやクレジットカードを併用することを渡航先に基づいてオススメしますが、
Kuny’s cafeでは最もシンプルな現金(ドル)の所持について提案します。
なぜならば、ATMもトラベラーズチェックも使えない場所を訪れた場合、
現金が最も信頼性できる決済方法になるからです。
今回の記事では、時系列に私が試みた工夫を紹介し、
最後に個人的にベストだと思うリスク管理方法を紹介したいと思います!
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1.リストバンド型小銭入れ
2009年にタイへ行く際に購入したジップが付いていて、内部にコインを仕込むことができるリストバンドです。
しかし、個人的に使用感はあまりよくありませんでした。私は当時、Tシャツやタンクトップ、ハーフパンツを身につけていたので、このデザインでは目立つ上に腕に熱がこもります。このタイプのアイテムを上手く使うには、日常的にジーンズを履き、足に付けるなど工夫をすればリスク管理に役立つかもしれません。
2.財布を2つ持つ
「金を出せ!」強盗に遭遇した場合を想定して、2010年に試みました。一つの財布には札を入れて、もう一つには小銭を入れる。それぞれパンツ左右のポケットに入れておき、有事の際には小銭が入った財布だけを投げ渡すという工夫です。
東南アジアでは安価な二つ折り財布が簡単に手に入るので、現地で購入して利用します。しかしながら、小銭が入った財布はすぐに膨らみ、暑い地域で軽装を好む私は長続きしませんでした。幸いにも、強盗に会うこともフィリピンのセブ島では確率的に非常に少なく、最終的には財布を一つにしました。
3.マジックテープを使い脱着式の物入れをジーンズの中に仕込む
これまでの反省を踏まえ、”煩わしくないリスク管理”をテーマに考えた結果、メッシュの物入れをジーンズの内側に仕込む方法を考えました。
これは2011年に東南アジア5カ国を陸路で旅した時に行ったのですが、方法はジップ付きの物入れにマジックテープの片側を縫い、ジーンズと日本から持ってきたハーフパンツの内側腰のあたりにマジックテープのその片側を縫います。
当時、洗濯も加味した画期的な工夫だと思ったのですが、思うようにいきませんでした。理由は2つ、まずタイに着くや否や、暑さにやられ現地の格安マーケットでハーフパンツを調達。その時点で、新しく購入したパンツに物入れを付けることはできません。もう一つの理由は、物入れを付けない状態でジーンズをはくとマジックテープが腰に直接こすれて痒いどころか痛い。新しく手に入れた衣類に応用できないことが理由で使い勝手は良くありませんでした。
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4.ベルトの裏に100ドル札を仕込む
これが、私が現時点でベストだと考えているリスク管理の方法です。
方法は簡単です。包装紙か封筒を切ったものに4つ折りにした100ドル札を挟みガムテープでベルトの裏に固定するだけです。外から解らないようにガムテープを張ることだけがポイントになります。
この方法の良いところは・・・
・リストバンド型小銭入れやマジックテープ固定型小物入れのように不快感がない
・リストバンド型小銭入れや複数の財布利用のように忘れることはない
・新しいパンツを手に入れても即応用可能
私がベストだと考える理由はこの3点です。
ベルト1本あれば複数のパンツに使えますよね。私はアメリカのアウトレットで買ったゴツイ太めのベルトを利用していますが、男性用パンツの殆どはベルトルーフが小さくないので太めのベルトを利用してみてください。
そして、海水浴以外、どんなパンツをはくときもベルトを付けますよね。海外用のベルトを1本に統一して、簡単にスリ、ひったくり、強盗のリスクを軽減できます。さらに、革製のベルトの裏に付けることで着用感もとても自然で、堅い・痒い・痛い・・・そのような不快感はありません。
‐なぜ100ドルか?‐
なぜ100ドル札を仕込むのか、理由をご説明します。結論から言うと、100ドル手元に残れば次の問題解決につなげることができるからです。
当然、100ドルでは日本へ帰国する航空券は買えません。しかし、東南アジアの多くの国々で100ドルあれば食事と寝床の確保、日本の友人や家族と連絡を取ることが可能です。
次に、なぜ円ではなくドルなのか説明すると、日本円も国際的に大変強い通貨ですが、やはりUSドルの認知度と信用力が最も強いからです。例えば、カンボジアの通貨はリエルですがUSドルも利用可能で、リエルは信用力が少ないため国内でしか利用できずタイでは換金すらできません。あるいは、ミャンマーでの日本円換金は高級ホテルに限られるので、現地通貨へ換金する際にもUSドルが最も便利です。
このように、最低限の費用と最大限の効果を期待できると言う意味で、
「ベルトの裏に現金を仕込む」これがベストだと現時点で考えています。
私が自作していたベルトをアマゾンで見つけたのでシェアしようと思います。
自作でも問題ないですが、内側にジップが付いているのも機能的ですね!
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