こんにちは!Kunyです
私は普段、グローバルな人間関係の中で生活をしています。
職場環境は日本人より欧米人の割合が高く、遊びに行くのも日本人だけということは滅多にありません。
そのようなライフスタイルの中で、日本にいながら日本の文化を海外の人に理解してもらう難しさを感じることがあります。
本記事では、日本と海外の文化の違いにスポットライトを当てます。
そして、面白いエピソードと共に文化差の考察を行ってみようと思います!
お節介は迷惑な行為、なのに止めない日本人
特に食べ物にまつわるシーンで起こりうるのが、「もう要らないです」と言っているのに、食べさせようとする日本人のお節介。
本当に要らないと言っているのに、食べさせよう飲ませようとする行為はけっこう迷惑ですよね...。
そういったお節介に悩まされるのは、外国人は少なくないのではないかと思います。
ある日、同様のお節介のシーンでヨーロッパ出身の友達がこう言いました。
「もう要らないと言っているのに、この方は食事を食べさせようとします。もう要らないと言っている人に食べさせることで、この方は嬉しいと思うのですか?」
ヨーロッパ出身の友達に共感しつつ、これは善意であることを強調しながらYESと答えました。
世話を焼く側は善意として行うのですが、お節介を受けた側は迷惑に感じるわけですから、合理的なやり取りではないわけです。
では、なぜ良かれと思って迷惑なお節介をしてしまうのでしょうか?
お節介をする理由は遠慮の文化があるから
してほしくない世話をすることをお節介と言います。
対照的な概念は、「遠慮」で、してほしいのにお願いをしないことを言います。
遠慮というのは海外でもないわけではありませんが、日本の文化では「相手が遠慮してるのでは?」と踏んでお節介が過ぎてしまうのだと思います。
本当は欲しいけど相手を思って断る「遠慮」は奥ゆかしさと深さがあります。
一方、相手が遠慮していると考えて余計な世話を焼く「お節介」はあまり歓迎されません。
遠慮の文化は大事にしながらお節介が「相手目線の手助け」に変わればより合理的なやり取りができると思います。
YESとNOがはっきりしている国の友達が「いりません」と言っているときは特に、お節介を焼きたい気持ちを抑えるのが良いでしょう。