9月16日、マンブラオで調査開始・コージはLubangへ
マンブラオは西Mindoroに位置する町。
NGOやODAの支援が行き届かないその町ではゲリラが出るかもしれない、
と聞いていましたが、穏やかな田園風景が広がる田舎町、平和な印象。
私はバイク付きでドライバーを雇い、少数民族が住む郊外へ向かった。
バイクとドライバーを8時から17時まで1185円、ガソリン満タン474円。
合計で1700円。ドライバーのGrenには通訳も頼みました。
Grenと共に小さな集落から集落へ
ドライバーを雇って大正解です。
少数民族は英語が教育に取り入れられていないのでタガログしか話せず、
Grenがいなければ彼らとコミュニケーションをとることはできなかったでしょう。
少数民族が住む小さな村の子どもたち
とにかく、物が無い。身なりもきれいとは言えない、
一定の収入を保証する仕事も金もないからです。
村の静寂にニワトリの鳴き声が響く。
薪を割る男性
フィリピンの多くの田舎では薪を割る男性の姿が見られます。
燃料木材として利用する為に欠かせない作業です。
コージはLubangへ到着
しかし彼は小さな船に二時間半揺られ船酔いに。
RUSI MORTRSでお別れ
午後4時頃までGrenはいくつもの集落へ連れて行ってくれました。
彼は訪れる先々で"He is my best friend"と私に紹介してくれます。
どこの集落へ行っても友達がたくさんいるとても社交的な人でした。
英語のアンケート用紙しか用意していなかったのですが、
一枚一枚彼が住人にタガログで説明し、1日でアンケート回収を終えることができました!
少数民族が住む集落でのエピソード
貧困とは何でしょう?
その本質は選択肢が少ないことです。
将来の夢や希望、学びたい分野や就きたい職業など、
日本では自分次第で選び取ることができるチャンスが無数にありますね。
もし、選択することができるのにやらないという理由で貧しいのならば、
相対的貧困ということができるかもしれませんが、深刻度は選択肢が
本当に少ない人々より高くありません。
貧困の理由にはDon'tとCan'tの二種類があります。
私が見たものは、農業の村なのに満足に食事をしていない子供たちでした。
バナナを米の代わりに食べ、栄養状態は体を見て分かるくらい偏っています。
米を作っている地域なのに生活の為に食べるという選択肢が無いのです。
私は、Can'tが理由で生じる貧困に、一つでも多くの選択肢を持たせたい。
さてさて、次は私は西Mindoroを離れバタンガスへ!
コージはLubangで調査を開始します!
【フィリピン現地調査】
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